コソダテノート

コソダテノートについて、はじめての出産・育児をするパパとママと赤ちゃんのための参考になる子育てノート。


子育てノート

コソダテノートについて、はじめての出産・育児をするパパとママと赤ちゃんのための参考になるノート。

「産まれたばかりの赤ちゃんの優れた能力である感覚と反射について」

赤ちゃんの優れた能力である感覚と反射について

生まれたばかりの赤ちゃんには優れた能力が備わっています。そしてその能力にはその子なりの個性もあります。これから成長する赤ちゃんの発達と赤ちゃんの優れた能力の秘密に迫ります。

赤ちゃんの感覚の発達

生まれたての赤ちゃんはすでにしっかりとした能力を備わっています。視覚、聴覚、嗅覚、味覚を感じる事ができます。大人とは違いまだまだ感覚として備わっているだけで月齢を重ねる毎にどんどん成長していきます。

まずは、新生児の赤ちゃんの感覚について紹介していきたいと思います。

赤ちゃんの視覚

赤ちゃんの視覚

赤ちゃんは生まれて間もないころから人のを顔をじっとみようとします。まぶしい光だと顔をそむける仕草をします。大人ほど目が見えている訳ではありませんが、目から30㎝ぐらいの所にピントが合うのでちょうど抱っこをした時に顔を認識できる距離になります。まだはっきりと顔を認識出来る訳ではなく、黒と白に赤などコントラストの強いを「色」はよく見分けることができます。

いつから見えるようになるかですが、顔をはっきり認識したり、色を見分けたり、焦点を合わせる能力は、月齢によってどんどん発達していきます。はっきりと認識出来るようになるのはだいたい生後3~5ヵ月ぐらいです。

人の顔を識別できるようになると親しいママとパパ以外の知らない人を見ると表情が変わったりします。

赤ちゃんの聴覚

赤ちゃんの聴覚

産まれる前から赤ちゃんは聴覚が発達しています。妊娠20週くらいからママの体内の音が聞こえるようになり、妊娠25週前後ぐらいからは赤ちゃんは外の音が聞こえていることが分かっています。妊娠中に赤ちゃんに同じ音楽を聞かせる事で生まれた時に聞かせていた音楽を流したりすると落ち着いたり、心臓の音がなるおもちゃを使っても落ち着いたりします。

低い音より高い音に敏感で赤ちゃんに話し掛ける時に声が高くなることがあります。この事を「マザーリーズ」と言い、自然に出てしまう声の方が赤ちゃんには聞き分けやすいのでママの声を覚える事ができます。お腹の中にいる時からお母さんの声を聴き覚えるので本当に赤ちゃんは凄いと思えますね。

赤ちゃんの嗅覚

赤ちゃんの嗅覚

においを感じる力は赤ちゃんの時からかなり優れています。お母さんの母乳パットと他のお母さんの母乳パットの両方を近づけるとお母さんの母乳パットのにおいのする方を向くという実験データがります。いつも飲んでいる母乳のにおいを覚えているという事です。

赤ちゃんの味覚

赤ちゃんの味覚

産まれたばかりの赤ちゃんに味覚を調べるある実験をした所、甘い味のものはどの赤ちゃんも喜んで飲んでいたのに苦いものや酸っぱいものは顔をしかめて嫌がったそうです。母乳とミルク育てたいのにミルクを嫌がる赤ちゃんにメーカーを変えるとミルクを飲むようになったりと味をしっかり分かっているという事です。

生理的微笑

赤ちゃんにはあまり表情がありません。おなかが一杯になった時や眠る時など気持ちの良い時にふわりと絵がを見せてくれることがあります。これを「生理的微笑」と言います。

無意識のうちに出てくるものなさので、嬉しい時楽しい時にでる笑っている訳ではありませんが、不快な時には決してでないものです。赤ちゃんは気分が良い時や心地よい時にでる自然な笑顔なので、幸せのサインと思ってください。

あやして笑うのは生後2ヶ月以降から良く見られます。それまでは表示はあまり変わらない生理的微笑ですが、この時期だけにしか見る事が出来ないので何気ない時に見つける事が出来るとラッキーです。

赤ちゃんの優れた能力

赤ちゃんは体の機能を司る中枢神経が発達途上です。そのためにいくつかの原始的な反射が必ず見られます。産まれてきた赤ちゃんの反射は、脳が発達してくる3ヶ月~4ヶ月までには自然に消えるのが普通です。

産まれてからだいだい3ヶ月ぐらいしか見る事が出来ない原始的反射なので、次に紹介する反射を試してください。どれもママとパパを笑顔にしてくれる素晴らしい行動です。

モロー反射

当たを持ち上げた姿勢などから急に落とす動作をすると、パッと両手を広げて抱き着く仕草をします。大きい音や急な刺激でモロー反射が出るので、寝ている時にモロー反射が出ると起きてすぐに泣きだす赤ちゃんが多いかと思います。

特に一番多いのが、抱っこで寝かしつけて布団に置こうとした時にモロー反射で目が覚めて泣くというパターンを何度も繰り返して疲労がどんどん溜まったのを覚えています。おくるみで上手にくるんでやる事で抱っこから布団に置くときのモロー反射を防ぐことが出来たりします。

把握反射

手や足に指を握らせるとギュッと握り返してくれます。足も同様で、赤ちゃんの足指のつけ根を強く押すと握り返してくれます。

歩行反射

赤ちゃんのわきを支えて、足の裏が軽く付くようにすると足を左右に出して交互に前に出してくるような動作をします。今後歩くための反射を赤ちゃんが持っている証拠です。

足の強い子だと地面を蹴り上げてくる子もいます。

口唇探索反射と吸啜反射

赤ちゃんの口の周りやほっぺなどに指先を軽く突いたり、触り続けると触れているものを吸いつこうとして顔を動かして吸い付こうとします。これを「口唇探索反射」と言います。おっぱいを吸うために備わっています。

更に清潔にした指を赤ちゃんの口に入れると、ちゅうちゅうと吸い付いてきます。これを吸啜反射と言います。生後すぐにおっぱいを吸うための能力が備わっています。「口唇探索反射」と「吸啜反射」は赤ちゃんが生きていくために必要な大事な反射です。

赤ちゃんの優れた能力である感覚と反射まとめ

赤ちゃんの視力は、生まれて間もない頃は色の強いコントラストを認識し、徐々に目が見えてくるようになるのが生後3か月から5か月ぐらいになります。聴覚はママのお腹にいる時から聞こえていて妊娠25週前後から外の音が聞こえるようになります。

嗅覚や味覚は産まれて間もない頃からしっかり機能していてかなり鋭い感覚を持っています。

これから成長するために出る原始反射は脳が発達すると消えていくので生後3か月から4か月ぐらいで自然に消えるのが一般的です。
赤ちゃんは生きていくためにしっかりとした能力を持っています。まだまだママとパパの出助けが必要で、自然と消えていく原始反射を楽しみながらこれから育っていく感覚を一緒に育ててあげるようリラックスした子育てをして育児を楽しみましょう。