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コソダテノートについて、はじめての出産・育児をするパパとママと赤ちゃんのための参考になる子育てノート。


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コソダテノートについて、はじめての出産・育児をするパパとママと赤ちゃんのための参考になるノート。

「離乳食の基本である4つのステージ初期・中期・後期・完了期の進め方のキホン」

離乳食の初期・中期・後期・完了期をステージ毎の進め方

母乳やミルクから次の食事となる離乳食。離乳食は大まかに初期・中期・後期・完了期と分ける事ができます。
離乳食の4つのステージの進め方といつからはじめるかのキホン的な事を紹介します。

離乳食する理由

赤ちゃんの成長には欠かせない離乳食。母乳やミルク以外の食事を進めていく大事な「離乳食」。

離乳食は大人と同じ食べ物を食べられるようになる練習をするための食事です。

赤ちゃんは、消化器官がまだまだ未発達で口の動かし方などまだまだ大人と違って上手に使う事が出来ません。まずは大人と同じ食事に行くまでに進めるために練習する必要があります。

離乳食を進めるための基本

離乳食の目的は、4つあります。

  1. 母乳とミルク以外の栄養素の補給
  2. 消化器官の発達を促す
  3. 飲み込む・噛むの練習
  4. 味覚の発達を促す


子供の成長のためには母乳やミルク以外の栄養素が必要なってきます。そして栄養素を取り込むための飲み込む・噛むの練習していく必要があります。食べたものを消化する胃を発達させるために柔らかい食べ物から大人と同じ食べ物へとステップしていくためには離乳食から始める必要があります。

そして好奇心を育てる事で食べる事へ興味が湧き、味覚を感じるようになり、食事が楽しいと思える心を育てる事ができます。

離乳食を進めるためのポイントがあります。
「食べる量や食べ方は個人差があるので、焦らずに進める」事が大事です。前に進んだと思ったら後ろに戻るを繰り返しながら少しずつ前に進めていく事になります。
ミルク同様に急に飲まなくなったりするので、出来るだけで食べるという事は楽しいと思える雰囲気を作る事を優先して、ゆっくり進めていきましょう。

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1.離乳食初期は飲み込む練習

離乳食初期は10倍がゆが基本となります。

まだまだスタートしたばかりなので、栄養のほとんどは母乳とミルク中心になります。離乳食初期はこれから離乳食を進めていくための環境つくりを始めます。

赤ちゃんの初めての経験である離乳食は、実はママとパパが緊張するので赤ちゃんもその影響で緊張した顔を見せてくるママとパパの顔を見て離乳食は楽しくないと感じてしまいます。食べるという事は楽しいという環境のためには、ママとパパがリラックスして笑顔で離乳食に挑戦する必要があります。

離乳食初期はいつから!?

離乳食初期のスタートは5・6ヵ月ごろからのスタートになります。早い子では4ヵ月でスタートする子もいますが、赤ちゃんにとって早すぎると消化器官が離乳食を受け入れる状態でなければかえって負担になる事があります。

時期は大まかな目安ですが、離乳食初期を始めるサインとして、お座りの姿勢で座れる、食べている様子に興味を示し、ヨダレの量が増えている、授乳・生活リズムが安定し、スプーンを嫌がらないのであれば離乳食をスタートしても良いサインとなります。

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離乳食初期の母乳とミルクのバランスについて

離乳食初期は離乳食をスタートするための環境づくりと赤ちゃんが離乳食に慣れる事が主な目的です。離乳食を欲しがらなったり、飽きて食べなくなっても無理やり食べさせないでください。この経験はミルクを与えている時に学びました。

母乳やミルク量が平均より足りてない時期にミルクを拒否している赤ちゃんに無理やり飲ませようとした結果、ミルク嫌いに繋がりかなり悩みました。その経験をもとに離乳食を欲しがらないようであれば、切り上げても大丈夫です。目的は離乳食を食べる環境づくりと慣れる事が大事です。

離乳食スタートした時は、栄養のほとんどがおっぱいやミルクからになります。離乳食スタートから2ヵ月経過する時には、離乳食から2~3割程度の栄養素を得ることができるように目指していきまししょう。徐々に離乳食が主な栄養素を摂取する食事へと移行していきます。

離乳食初期の母乳とミルクのバランスについて

離乳食初期のかたち・量・大きさ

10倍がゆからスタートとなります。見た目はおかゆと言うよりポタージュ状のおかゆとイメージすると分かりやすいかと思います。全て形が残らないほどすりつぶします。

量は小さじ1からスタートして、1ヵ月までに小さじ10まで増やすことを目標にしてみましょう。

2.離乳食中期は柔らかい食べ物を噛む練習

離乳食中期は1日2回になります。舌で食べ物を押しつぶし飲み込むようになってきます。そのため、舌につぶせるやわからい粒状のものを与えていきます。

離乳食から取りたい栄養素が増え、ビタミン・ミネラル・炭水化物・タンパク質からそれぞれ1種類以上選びながらバランスを考えて献立にしていきましょう。これからの成長のためにいろいろな種類を増やして偏らない食事を無理なく進めていきましょう。

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離乳食中期はいつから!?

離乳食中期は7・8ヵ月の目安になります。あくまで目安で中々進められなかった場合、離乳食中期の時期がズレてしまいますが、最終的なゴールは離乳食の次の幼児食にいき、最終的にママとパパと一緒に同じ食事をする事です。

一緒にご飯を食べるというゴールが見えてくると離乳食を食べないといった悩みを乗り切れます。

離乳食中期を進めるサインとして、支えなしでおすわりができる、1日2回食が定着している、自分から口を開けて食べるようになり、口を閉じてモグモグと舌を動かして奥に移動させる事ができれば、離乳食中期を進めるサインになります。

離乳食中期の母乳とミルクのバランスについて

離乳食中期は1日2回が基本になります。離乳食の食べる量が増えていきますが、まだまだ母乳とミルクがメインになります。
離乳食の後に欲しがるだけ母乳やミルクを与えてあげましょう。

離乳食中期の母乳とミルクのバランスについて

3.離乳食後期は食べる意欲を育てる

離乳食後期は1日3回食になるり、栄養の半分以上を離乳食から取るようになります。「自分の意志で食べる」ことに向けて大きく成長する時期なので、手づかみメニューなど自分で食べられるメニューを増やし、食べる意欲を育ててあげましょう。

いよいよ好き嫌いや食べ遊びが出てきますが、これも成長している証拠です。ママとパパは怒らずに楽しく食事をしている姿を見せてあげましょう。

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離乳食後期はいつから!?

離乳食後期は9~11ヵ月ごろになります。だいたいの目安になるので遅れた所で全く問題ありません。
時期は焦らずに進める事が大事で、成功と失敗を積み重ねがら徐々に進めていく事が大事です。

離乳食後期のサインは、おすわりがしっかりと安定し、食べ物に手を伸ばして、口をモクモグ左右に動かせるようになれば離乳食後期へと進めていくサインになります。

離乳食後期の母乳とミルクのバランスについて

離乳食の回数が1日3回になるので授乳回数が減ります。栄養の半分以上は離乳食からになるので、この時期の離乳食はバランスの良い献立を考えてあげる必要があります。

ミルクの回数は約5回から2回へと徐々に栄養は離乳食から取る事になります。

離乳食後期の母乳とミルクのバランスについて

4.離乳食完了期は授乳やミルクから卒業

離乳食完了期は自分で食べる意欲を育てる時期になります。栄養的には母乳やミルクが必要なくなるので、卒乳の時期になります。卒乳すると栄養の100%を離乳食から取ります。

手づかみ食べが上手になったり、スプーンやフォークを使いたがるなど、自分で食べる意欲を見守っていきましょう。大人がサポートしつつ、適宜サポートしてあげていきましょう。

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離乳食完了期はいつから!?

離乳食完了期は完全に母乳やミルクからの卒業となり、完全に離乳食がメインの食事となります。
しっかり「いただきます」と「ごちそうさま」の挨拶を教えてあげてください。大人になると食事を当たり前に取り、食への感謝が薄れていると思います。

子供への離乳食をきっかけに再度ママとパパと子供と一緒に食への感謝の気持ちを「いただきます」と「ごちそうさま」を伝えましょう。

離乳食完了期のサインは、自分で手づかみで食べる、唇を自在に動かして食べる、1日3食のリズムがしっかり整っているのであれば、離乳食完了期の目安になります。

離乳食完了期の母乳とミルクのバランスについて

卒乳前でも、1才ごろ離乳食の栄養は約75%になります。卒乳し、幼児食へ移行する1才6ヵ月ごろから子供は栄養の約90%を離乳食から得る事になります。離乳食とそしておやつ(補助食)からとるようになります。

離乳食後期の母乳とミルクのバランスについて

離乳食は楽しく進める

離乳食を食べないという事で多くのママが悩みます。私もかなり悩みましたが過ぎ去ってしまえば、なぜ悩んでいたのかなと笑顔がこぼれます。

離乳食を進めるのは赤ちゃんもママとパパも初めて不安でいっぱいになります。ママとパパは不安になる我が子のために笑顔で楽しく離乳食を進める事で食事が楽しいという事を伝えるよう頑張っていきましょう。