「赤ちゃんの下痢からわかる健康状態」
赤ちゃんは元気良く遊び、大量のおしっこと大量のうんちをします。赤ちゃんは話す事が出来ないので赤ちゃんの健康を確認する事ができるのが「うんち」です。
今回は赤ちゃんのうんちの下痢の状態について、紹介します。
赤ちゃんはもともと下痢っぽい
赤ちゃんは基本的な内臓機能を持って産まれてきますが、内臓機能成長度合いは個人差があります。成長するにつれて機能が発達して、みんなが見ている「うんち」へと変化していきます。
赤ちゃんはまだ機能が未発達の部分が多いので胃や腸が正常に働かない状態になり、「下痢」になりやすいのです。
元から大人と違って赤ちゃんは下痢っぽいのでどの状態が下痢なのかの判断は非常に難しい所です。下痢でも赤ちゃんは元気である場合があるので、下痢の時に赤ちゃんの体に何かが起きているのかもしれません。
下痢からわかる症状
下痢には「急性」と「慢性」の下痢に分かれます。「慢性」の下痢はあまり気にする必要はありません。母乳で育てている場合は、母乳は消化に良いの
でやわらかいウンチになりやすいです。ミルクで育てるよりうんちの回数のが普通なので心配いりません。夏はクーラーの効き過ぎた部屋でお腹を冷やさないようおくるみを巻くなどして、お腹を守りましょう。
そして問題のが「急性」の下痢です。急性の下痢の原因は細菌やウィルスの影響で下痢になります。胃腸に菌が入る事で菌を出そうとする体の防衛機能です。胃腸以外での感染による症状があります。
- 尿路感染症・・・腎臓から尿管、膀胱を通って尿道口にいたる、尿路に病原体が生着して起こる
- 肺炎・・・主に細菌やウイルスが肺に感染して炎症を起こす
- 扁桃腺(へんとうせん)・・・喉が腫れて、痛みや高熱になる
- 中耳炎・・・中耳の部分が菌などの侵入で炎症を起こす
- 突発性発疹・・・40度近い高熱を出し、熱が下がった後に全身に発疹が現れる感染症
こちらの病気にかかっていると下痢の症状が出ます。病気にあった治療を受ける際の抗生物質でも下痢になります。たいていは1週間以内には下痢が収まります。
下痢の状態で病院に行くポイント
- 血便
- 周期的にお腹を痛がる
- 下痢を繰り返し、吐き戻す
3つの中のどれかが当てはまるようであれば病院に行くべきなのと、判断する事ができない場合もすぐに病院に行く事です。
何もなければそれに越したことがないので、経験や知識による判断が出来ないのであれば万が一の事を考えてすぐに病院に行くべきです。「恥ずかしい」や「手間」と思わずにすぐに行動しましょう。お医者さんに疑問と不安を質問するようリストアップしておきましょう。あまり長い質問は迷惑なので2つか3つほどの不安や疑問に思っている事を質問するのが良いでしょう。
下痢かどうかの判断基準
うんちの回数は個人差があります。最初の時はうんちが良くでていたのが1日2回や2日1回といったペースに変化したりします。
下痢はすぐに出やすいので、いつものうんこの回数より増えたり、いつもより水っぽいうんちであれば下痢かもしれません。下痢の明確な基準はないので、普段の状態から確認できる事が3つあります。
- うんちの回数が増える
- うんちが水っぽい
- 普段のうんちの色が違う
下痢の原因
下痢の原因は、ママとパパが外でもらってくる菌やウィルスに感染するケースがほとんどです。大人には何ともない菌でも赤ちゃんにとって危険です。ママとパパは細心注意を払って、赤ちゃんに触れてください。
手洗い、うがいをしっかりするのと体調が悪い場合は、赤ちゃんと触れ合う事を我慢してください。全ての我が子のためです。
下痢の知識を付けて、咄嗟の時でも得た知識は役に立ちます。子育ての不安は一つでも解消するよう、夫婦で赤ちゃんの病気を勉強しておくとあとに活きてくるのでしっかり勉強しましょう。