「卒乳の準備!離乳食完了期(平均1才~1才6ヵ月)の進め方」
授乳が必要なくなる時期である卒乳の準備が必要となります。栄養の100%を離乳食から取る事になります。
大人のそばで見守りつつ、離乳食完了期は一緒にサポートしていきましょう。
食事は楽しいと思える意欲を育てる離乳食後期
手づかみが上手になり、スプーンやフォークに興味を持ちます。子供はスプーンやフォークを自分の思った通りに動かします。まずは好きなように使わせてあげてる事が大事です。一緒にご飯を食べている時にママとパパがフォークやスプーンを使う姿を見て、学んでいきます。
離乳食後期はお腹のすくリズムが出来るようになり、食事が楽しいと思えるように出来る限り、家族一緒に楽しい雰囲気で食事をする事を心掛けましょう。
離乳食完了期いつからを始めるかの目安
1才ごろになり、食べ物を舌で奥に動かして、バナナくらいのかたさものを奥の歯ぐきで噛んで食べられるようになればOKです。手づかみ食べも上手になり、ステック状のものを奥歯でかじり取れるようになり、上記の3つが出来ているなら離乳食完了期のステージに挑戦です。離乳食完了期は卒乳の準備が主なメインとなります。
卒乳に挑戦する
離乳食の量や回数が増えるごとに母乳やミルクから得る栄養素より、離乳食がメインとなります。そして100%の栄養を離乳食から得る事になります。
そのため、卒乳を進めていく必要がありますが、これが中々難しいです。
卒乳するためには事前の準備しておく必要があります。卒乳できる時期は個人差があり、生後11ヵ月で終わる子がいれば1才8ヵ月ぐらいの子がいるので、卒乳は時期の目安より、卒乳できる事を目標に頑張って、進めていきましょう。
離乳食完了期のスケジュール
1日3回食、なるべき家族と一緒に楽しく食事をする時間が大事になってきます。
離乳食完了期のスケジュールは、卒乳前と卒乳後によってスケジュールが変化します。
離乳食完了期の卒乳前のスケジュール例
- 午前6時30分…起床
- 午前7時…離乳食①+授乳①
- 午後 12時…離乳食②+授乳②
- 午後 13時…お昼寝
- 午後 15時…楽しい3時のおやつ(補食)
- 午後 18時…離乳食③+授乳③
- 午後 20時…授乳④、就寝
卒乳前は母乳やミルクで栄養を補えるのでおやつは与えなくても大丈夫です。おやつより素直に授乳をしてもあげましょう。
離乳食完了期の卒乳後のスケジュール例
- 午前6時30分…起床
- 午前7時…離乳食①
- 午前10時…おやつ(補食)①
- 午後 12時…離乳食②
- 午後 13時…お昼寝
- 午後 15時…楽しい3時のおやつ(補食)②
- 午後 18時…離乳食③
- 午後 20時…就寝
卒乳したら、その子の食欲に合わせて1日1~2回のおやつを与えていきましょう。その日に不足している栄養素をおやつや補助食として補いましょう。
スタートから8ヵ月から14カ月目の離乳食後期の進め方
食材や調理方法を工夫し、食への関心を育てます。自分から離乳食を食べるようになる時期で、積極的に手づかみで食べるようになります。
メニューや食材について子供に話してあげる事で食への興味を広げてあげましょう。
1.歯ごたえのあるメニューをプラス
お米は前の月よりかたい軟飯に(米1:水2の割合)。すぐに飲み込めるものだけではなく、れんこんやきのこ類など食物繊維が多い食材をプラスしてあげましょう。
どんどん離乳食を食べるようになれば、エビや貝類など食べられるようになるので、食べやすい形状にして挑戦してあげてください。
2.飽きないレシピの工夫
1回分の献立に食感の違う物を取り入れたり、食べる楽しさを感じるようになります。今まで使った事がない調味料を試して、味付けを変えたりして、ママとパパは子供が美味しい、不味いという味の好みの表情を楽しんでください。
3.手づかみで食べられるものを増やす
トーストやスティック状の野菜を持たせて、一口大を覚えさていきましょう。いろいろな具材を使って、食べやすい大きさにしたミニおにぎりにトライしてみると良いでしょう。
4.食べられる食材を増やす
マッシュルームなど味のくせがない食材を小さく刻んで食べさせてみてください。ちくわやはんぺんを子供が食べやすい一口サイズに挑戦したり、いろいろな種類を食べさせながら離乳食を楽しんでください。
離乳食を作る際はしばらく薄味
離乳食と大人用の料理を作るのは結構手間です。料理の手間を減らすためと併せて大人の健康のために大人用の料理を薄味にしましょう。
その日の大人用メニューから、薄味でやわらかいものを取り分けるなどの工夫をすれば、献立を立てやすくなります。かむ力を付けるために、角切りだけではなく、薄い輪切りや乱切りなど、いろいろな形のものを食べさせてあげましょう。